エアコンプレッサーの
連結方法

目次

 建前作業などの連続釘打ち作業ではエアコンプレッサー1台だけではエアが足りなくなる時があります。 こういう時はエアコンプレッサーを複数台連結(接続)させたり、 補助タンク(サブタンク)を使うことで連続して使用できるエア量が増し作業がスムーズに行えます。

 エアコンプレッサーのエアを増やしたいがうまく使えない。エアコンプレッサーを接続したいがやり方が分からないなど、 ここではエアコンプレッサー同士の連結方法並びに補助タンクの接続のしかたを簡単な動画でご紹介していきます!

1.エアコンプレッサー2台連結

ここではエアコンプレッサーを2台連結する方法を紹介していきます。

エアコンプレッサー2台連結動画

◆動画はこちら↓

※注意事項に従って作業を行ってください

【手順】
  • ①初めに空気が抜けていること、電源プラグがコンセントに差さっていないか確認してください。
  • ②エアホースをエアチャックに差し込みます。この時連結ホースがエアチャックに確実に固定されていることを確認してください。
  • ③2台のエアコンプレッサーの電源を入れタンク内に圧縮空気を溜めます。この時電源は同じ電源に差し込まないでください。作業後は必ず2台のエアコンプレッサーのタンク内の圧縮空気を抜いてから連結ホースを外してください。

2.エアコンプレッサー3台連結
&エアコンプレッサー2台+補助タンク

エアコンプレッサー3台連結&エアコンプレッサー2台+補助タンク

◆動画はこちら↓

※注意事項に従って作業を行ってください

【手順】
  • ①初めに空気が抜けていること、電源プラグがコンセントに差さっていないか確認してください。
  • ②2台のエアコンプレッサーの44Kエアチャック部分に3台連結セットの連結プラグを差し込みます。
    次に3台連結セットのエアチャック部分に44K連結ホースのプラグを差し込んで、もう一方のプラグを残り1台のエアコンプレッサーのエアチャックにつなぎます。
  • ③2連結エアコンプレッサー+補助タンクの接続方法は3台連結セットの先端をエアコンプレッサーに差し込むまでは同じです。
    3台連結セットのエアチャックに1mまたは20mの専用ホースを差し込み、もう一方を補助タンクのエアプラグに差し込みます。

3.エアコンプレッサー+補助タンク

エアコンプレッサー+補助タンク

◆動画はこちら↓

※注意事項に従って作業を行ってください

【手順】
  • ①初めに空気が抜けていること、電源プラグがコンセントに差さっていないか確認してください。
  • ②接続ホースをエアコンプレッサーと補助タンクに差し込みます。
  • ③プラグをコンセントに差し込んでエアコンプレッサーの電源を入れます。作業後はエアコンプレッサーと補助タンクの空気を抜いてから連結ホースを抜いてください。

4.連結するとこんなに違う!

エアコンプレッサーの接続方法と連続作業性能

連続して釘を打つために大量のエアを必要とする作業にネダレス工法(剛床工法)があります。 エアコンプレッサーの機種、接続方法によってどの位作業量が変わるのかを比べてみました。

※実際に行える作業量は、部材や電源条件などによって変わりますので参考データとしてご覧ください。

※2連結時でもエア不足を感じる場合には3連結をおすすめします。

ケース1~3の作業条件

作業条件 詳細
使用釘打機 HN-90N3
使用釘 FC75W4(N75)
エア取出圧力 2.0MPa
釘打方法 2本 ⁄ 秒
コイルネイル1巻分の200本を打ち切った時点で、釘の装填や合板の敷き直しなどの段取り時間を想定した、90秒のインターバルをとります。
カウント方法 釘浮きが発生するタンク内圧力が1.7MPaまで降下するまでの釘打本数を数えます。
ケース1
ケース2
ケース3
 

ケース4~6の作業条件

作業条件 詳細
使用釘打機 HN-90N3
使用釘 FC75W4(N75)
エア取出圧力 2.0MPa
釘打方法 2本 ⁄ 秒
コイルネイル1巻分の200本を打ち切った時点で、釘の装填や合板の敷き直しなどの段取り時間を想定した、45秒のインターバルをとります。
カウント方法 釘浮きが発生するタンク内圧力が1.7MPaまで降下するまでの釘打本数を数えます。
ケース4
ケース5
ケース6
 

エアコンプレッサーの接続方法を覚えれば今までの作業効率がグンと上がります!
ぜひマックスの連結動画を見てお試しください!